Listing - match type

最近社内で、新卒を対象にリスティング講習を行っているのですが、クリック単価がどうとか、デバイスや時間、地域などのターゲティング機能などに注意が向いてしまって、あまり重要性が伝えきれていないと感じる設定が1つあります。

それは、マッチタイプ。マッチタイプはリスティング運用をおこなう上で絶対に忘れてはならないのです。登録したキーワードがどんな検索キーワードに対し表示されるか、それをコントロールするのが、マッチタイプです。マッチタイプを制さざる者、リスティング運用をするべからず。

というわけで、マッチタイプについて少しだけ語りたいと思います。

マッチタイプには4種類あります。

  • 完全一致
  • フレーズ一致
  • 絞り込み部分一致
  • 部分一致 

完全一致…

登録したキーワードを完全に一致した場合にのみ広告が表示される。(誤字や表記ゆれなどの類似パターンを含める場合あり)

フレーズ一致…

指定したキーワードと同じ語順で検索語句が入力された場合に表示される。(表記のゆれなどを含む)
指定したキーワードと同じ語順であれば、前後に他のキーワードが付随している場合でも表示される。
※指定したキーワードとキーワードの間に他のキーワードが挟まれている場合は表示されない。

絞り込み部分一致…

順序に関わらず、指定したキーワードが検索語句に含まれる場合は表示される。(表記のゆれは可)(類義語は対象外)

部分一致…

上記3つに加え、タイプミス、送り仮名の違い、多少の言葉の揺れ、関連性のある語句などにも広告が表示される。
文章だけではイメージしにくい部分もあるかと思いますので、具体例を挙げると、

  完全一致 フレーズ一致 絞り込み部分一致 部分一致
Tシャツ 購入
Tシャツ 購入 格安 ×
格安 Tシャツ 購入 ×
Tシャツ 格安 購入 × ×
格安 Tシャツ 通販 × ×
Tシャツ 作成 × ×
ワイシャツ 通販 × × ×
オリジナルTシャツ デザイン × × ×
デザインシャツ × × ×

4つのマッチタイプがありますが、何が最も優れているという事はなく、冒頭にも書いたように、登録したキーワードがどんな検索キーワードに対し表示されるか、という事を念頭に置いて、マッチタイプは決める必要があります。

マッチタイプについては、語りたいことが様々あるのですが、今回はここまでにして、設定方法だったり、運用に関する具体的な話は別の機会に述べたいと思います。

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