楽天、アマゾン、Yahoo!ショッピング。日本で使われている大手3モールですが、出品したまま放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。そんな担当者様のために、オプティマイザーではECサイトの運用代行サービスを行っています。
◆ECモール代行サービス内容
- 商品ページの修正
- 各イベント対応(楽天スーパーSALE等)
- ECモール内広告運用代行
ECサイトとECモールの違いとは?
ECサイトとECモール、似ているようでまったく意味合い異なります。
ECサイトとは、商品やサービスをインターネット上で販売する通販サイトのことで、ECはelectronic commerce(電子商取引)を意味しています。自社で運営するウェブサイト上で、自社で取り扱う商品やサービスを販売する通販サイトのことです。
それに対しECモール(オンラインモール)とはリアルの店舗が集まってできたショッピングモールにように、ネット上で複数の店舗のページを1つにまとめて、商品を販売するウェブサイトを指します。
※楽天やアマゾン、Yahoo!ショッピングなど
自社の商品を専用サイトで販売する場合、コストがかかりますが、モール型サイトは、画像やテキストを登録するだけで良く、モール自身がお金を使って集客してくれるため始めやすいというメリットがあります。
ECサイトの運用の基本
ECサイトの運用は大きく4つに分けられます。
①商品管理
商品の仕入れや在庫管理、データ管理などが当てはまります。ユーザーの元へできるだけ早く届くように効率的な出荷を行い、在庫に反映させていく作業です。
②サイト管理
商品登録や情報更新、イベント企画などが当てはまります。商品一覧からのクリック率、商品ページからの購買率などを見ながら適宜ページ修正を行う必要があります。売上が立つページを育てていくための作業です。
③サポート業務
顧客からの問い合わせ・クレーム対応などが当てはまります。直接ユーザーとやり取りをすることになるため、担当者には商品・サービスの知識を備えている必要があります。
④売上管理
入金確認、販売管理や銀行口座の照合、クレジットカード決済であれば販売管理データの消込(売掛金と同じ額が振り込まれているか確認すること)などが当てはまります。
ECモール売り上げ改善
EC通販の基本構造をご理解いただいたところで、弊社が推奨するECモールでの売上改善について説明していきます。
ECモール「売上の方程式」
ECモールの売上=流入数×購買率×客単価
「流入数」「購買率」「客単価」のどれを改善するべきかわかったら、実際に改善のためにできそうなことを洗い出していきます。
下記は項目別の改善施策の例になります
【流入数】
①検索にかかりやすいよう、キーワードを適所に入れる
②入口商品を用意する
③売上を上げて検索順位を上げる
④ECモール主催のイベントを利用する
⑤メルマガを配信する
⑥広告の力を借りる
【購買率】
①商品ページを作りこむ
②レビューを獲得する
③クーポン配布やセールを開催する
【客単価】
①セット販売
②「〇〇円で送料無料」作戦
③定期便
どのECモールも「売上が上がる→検索順位が上がる→流入が増える→売上が上がる…」という好循環が作れるかどうかが鍵になります。
一度この流れを作ることができれば、ある程度ルーティンワークで一定の収益が見込めるからです。検索経由売上の70%は1ページ目の商品と言われているため、1ページ目に商品が掲載されるようになれば毎月の売上が立ちやすいという訳です。
ECモールSEO対策も大切!
ECモールの検索アルゴリズムは、各ECモールによって異なります。また、詳細なアルゴリズムは開示されていないのが現状です。しかし、基本的には「売れている商品」が上位表示される傾向にあります。ユーザーは人気商品をまとめて見られる、ECモールは手数料がたくさんもらえると考えれば妥当なラインでしょう。
とは言え、できることをやっておかない手はありません。
下記は、アルゴリズムに影響を与えると言われている要素です。
できていない部分がないか、今一度見直してみましょう。
【アマゾン】
- 適切なキーワード
- 商品レビュー
- 商品のクリック率
- 商品の成約率
- 販売件数
【楽天】
- 最適なキーワード
- レビュー数
- 売上件数
- 売上額
- タグID設定
※現在「レビュー数」は重要視されていません。
【Yahoo!ショッピング】
- 適切なキーワード
- 各種コード(商品コード、製品コード、JANコード/ISBNコード、ブランドコード)
- 商品情報
- プロダクトカテゴリ
商品タイトルの付け方とは?
商品タイトルはECモールSEO対策になるだけでなく、クリック率にも関わる重要な要素です。
商品タイトルには、どのECモールも重要なキーワードから順に入れていきます。メーカー・ブランド名・型番などはマストで入れましょう。
検索に対応するためには、検索ボリュームの多いキーワードを入れると良いです。一般的には「サジェストワード」と呼ばれる、検索時の予測ワードがこれにあたります。実際にECモール内の検索ボックスでメインのキーワードを入力し、スペースを入れてみてください。検索ボックス下に表れるワード群がサジェストワードです。
キャッチコピーの付け方とは?
楽天とYahoo!ショッピングはキャッチコピーが用意されています。このキャッチコピーも検索対象になりますので、商品名に入りきらないワードはキャッチコピーに入れましょう。
下記のようなワードがオススメです。
- ナショナルイベントのワード(子供の日、敬老の日など)
- イベントのワード(バレンタイン、クリスマスなど)
- 表記ゆれ(メンソールとメントールなど)
商品を複数作り、流入窓口を増やす=「売上増」のもう1つのポイント!
一般的に商品数が多い方が、流入が多くなる傾向にあります。これは「窓口」が複数あることで、ユーザーとの接触回数が増えるためです。例えば、検索結果ページに1商品ある場合と5商品ある場合では、後者の方が流入を稼げます。
1商品でも下記のようにパターンを作ることがオススメです。
- 入口商品(通常1ヶ月分のところ、1週間分にして単価を下げる)
- セット商品(通常1個販売のところ、2個セットや10個セットで販売する)
入口商品は客単価が低すぎて利益確保できるか心配…という方もいらっしゃるかと思いますが、対策があります。まずは1000円程度の入口商品で流入数と購入数を増やし、決済ページで「あと〇〇円で送料無料!」と打ち出すことで客単価も上げる方法です。
メルマガ配信×イベント参加で、来店購入を促す!
各ECモールでは定期的にイベントを開催しています。楽天・Yahoo!ショッピングでは規模の差こそあれ、月の半分はイベントが開催中です。ECモールが原資を出してポイント付与をするような企画もたくさんありますので、活用しない手はありません。
ただ、ECモールSEO上位に商品が表示されていないとせっかくのイベントでも売上を伸ばすことは難しいままです。そこで店舗からメルマガを配信して流入を増やします。
メルマガを送るタイミングは下記の3つです。
- イベント前夜(明日〇時から××イベントが開催!)
- イベント開始前後(いよいよ××イベントがスタート!!)
- イベント終了数時間前(もうすぐ××イベントが終了~!)
イベント前夜のメルマガでは、商品ページへのお気に入りを促すとユーザーもスムーズにイベント時に購入できる設計になります。また、イベント中盤で自社店舗限定クーポンの配布を行えば、少し渋っていたユーザーの刈り取りに繋げることができます。
メルマガはタイミングやユーザー属性に合わせて配信が可能ですので、あらかじめ目的を明確にしたうえでPDCAを回していきましょう。
ECモール内の広告活用で、露出を増やす!
検索ワードに合わせて広告出稿する、ECモール発信のメルマガに広告出稿する、イベントに合わせてクーポン広告を出稿するなど目的に合わせて広告を打つことができます。
下記は各ECモールが用意している各種広告の一覧です。
【アマゾン】
- スポンサーブランド広告
- スポンサープロダクト広告
【楽天】
- RPP(楽天プロモーションプラットフォーム)
- カスタマーマーケティング広告
- 楽天CPA広告
- クーポンアドバンス広告
【Yahoo!ショッピング】
- バナー・テキスト広告
- ストアマッチ広告
- ソリューションパッケージ
- PRオプション
ご覧のように、各ECモールで出せる広告もバラバラですし、管理画面もそれぞれ違うので全部を一度に習得しようと思うと混乱してしまいます。あらかじめ戦略と検証期間を決めた上で取り掛かるようにしましょう。
オプティマイザーでは、楽天・アマゾン・Yahoo!ショッピングの運用代行を行っています。「力は入れたいけれど、リソースが足りない…」という方にオススメです。
毎月固定プランもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。